滅菌センター・SPS・その他
院外滅菌センター
院外滅菌センターとは
病院における中央滅菌材料部門の業務運営には、スペースの確保や設備機器・器材の導入など、多大な投資が必要になります。病院の経営環境が厳しさを増すなか、これらの整備は非常に大きな負担となっています。
弊社は、このような中央滅菌材料部門が抱える課題を解決するため、全国8カ所に「滅菌センター」を設置し、病院の規模や状況に応じた滅菌サービスを提供しています。また、学校検診器材の滅菌・配送サービスも行っています。弊社の滅菌センターは、滅菌物のロット管理による厳しい品質管理を実施しています。
院外滅菌サービス
院外滅菌サービスとは
院外滅菌サービスとは、病院の再生医療器材を回収し、弊社センターにて滅菌作業を行う院外滅菌受託サービスです。
院外滅菌委託とは
院外滅菌委託とは、医療施設内で使用の医療器材の一次洗浄・消毒等を行って頂いた後、弊社にて器材をお預かりし、滅菌センターにて必要な処理を行い、安心・安全な滅菌済み器材をご返却するサービスです。滅菌作業に加え、処理スペース・設備・材料など、滅菌業務に必要なリソース一式のアウトソーシングも可能です。
院外滅菌委託は、「中央材料室のスペースが不足、もしくは手術室など診療用に転用したい」「設備が足りない、設備の新規購入・修繕が難しい、管理を軽減したい」「人材の有効活用、他部門(診療報酬加算部署)への転換を検討したい」「滅菌の品質を向上させたい」などというときに役立ちます。
院外滅菌サービス一覧
院外滅菌サービス ワンストップ
回収〜供給までワンストップでサービスを提供。
300床以下の中小規模病院や地域グループ病院、ケアミックス病院などに推奨。
院外滅菌サービス スポットサービス
物流会社を利用したスポットサービス。
鋼製小物などの使用量が少ない施設に対しては、通い箱(BOX)の運用。
300床以下の中小規模病院や検診施設、療養型病院などに推奨。
コンサルティング
設備販売、リース、メンテナンス、中材コンサルテーション
300床以下の中小規模病院や専門病院などに推奨。
デンタル
歯科領域の院外サービス、歯科医療器具の販売(※Surgikare社のディスポ鋼製小物)、保険外歯科診療機関、アークレイ社とのアライアンス
学校検診
検診器材受託滅菌、検診器材販売(※Surgikare社のディスポ鋼製小物)、検診器材リース、消耗品販売(PPE)
学校検診で使用される各種器材の洗浄・検査・包装・滅菌・配送をトータルに受託。
すべての菌を除去・殺滅し、器材をもっとも安全で衛生的な状態で各学校にお届け。
品質管理について
滅菌物個々のトレーサビリティを実現するため、すべての滅菌物に固有のナンバーを付与し、品質管理記録をデータ化しています。さらに、滅菌物にラベルを貼付して、滅菌物の名称や有効期限などの情報を記載しています。
特長
- 高度な設備・機器システムの完備
- 専門知識と独自のノウハウを備えたスペシャリスト集団
- ロットごとの新しい管理でトレーサビリティを実現
- スペースの有効利用・設備更新費用の抑制、人財の有効確保を支援
導入のメリットとデメリット
【メリット】
中材スペースの有効利用
OP室、ICU室の増床、透析室など収益拡大につながる転用。
休憩室・備品倉庫の新設。
コスト削減
投資負担の平準化、人員の再配置。
中材運用にかかるコストの抑制。
人材の有効活用
適所配置による看護体制の強化、加算部署配置による収益増加。
業務効率改善
手術件数増加による収益増。
臨床業務・患者対応の充実と残業抑制による病院様の人件費削減。
国内トップシェアの経験を生かした効率運用のご提案。
設備・消耗品/管理適正化
中材設備など固定資産、減価償却等の管理負担軽減。
消耗品管理の軽減。
医療の質の確保
専門業者のノウハウによる感染管理リスク抑制。
大学病院、高度急性期病院を含む国内トップシェア(30% )の経験に基づく高品質な運用。
【デメリット】
定数在庫の増加(一般的に通常在庫の3日分が目安)。
EOG物品の納品サイクル長期。
SPSサービス
SPSとは
SPSとは、サニタリーパッケージサービスのことで、病院内にて使用されるユニフォームを洗濯を含めた一括管理にてリース提供し、膨大な管理工数削減を提案するサービスです。白衣や作業着、事務服等のユニフォームリースに、クリーニングや修理のメンテナンスとユニフォーム利用者個人毎の管理を付帯したユニフォームリースサービス。
特長
安全衛生が向上
クリーニングを含めたユニフォームリース
利用者毎のクリーニング実績が確認できる → 感染対策の向上
専用BOX による衛生的な納品
管理業務が軽減
在庫は弊社がすべて回収・保管
納品回収履歴を管理しているため追跡が可能 → 各種業務の軽減
枚単位の管理が確立されている
予算管理が軽易
月額請求のリース契約
入替で必要なユニフォームはすべて弊社が準備 → コストの抑制
毎月の利用者人数に応じた請求
お客様にて選定されたユニフォームに対し、専用のQRコードラベル(RFID導入時にはICタグ)をユニフォーム1枚1枚に貼付し提供します。これにより、弊社専用システムにてクリーニングの回数・納品毎に管理を行い、ユニフォームのトレーサビリティを取り、ユニフォーム1枚1枚の使用状況等(ステータスやクリーニング回数など)を明確にしてできます。
お客様からの入退職情報の連絡だけで、退職者のユニフォーム回収と入職者のユニフォーム準備・納品を行えます。
お客様専用のウェブページで、ユニフォーム使用状況の閲覧やデータのダウンロード等が可能です。
SPSのメリット
- 〇家庭への持ち帰りを無くし、衛生面と管理面の向上。
- 〇入退職の準備、管理の手間を大幅に低減。
- 〇洗濯データの管理により、紛失・トラブルの防止に貢献。
- 〇請求額の可視化・明確化。
- 〇グループでの一括管理をご提案。
SPSサービス導入までの流れ
①ユニフォームデザイン・枚数決定
②サイズ採寸
③納品
成約からサービス開始まで約4ヶ月程度必要になります。
メーカー在庫、特注有無、発注時期などによっては、サービス開始時期が前後する場合もあります。
測定・全体消毒サービス
測定サービスとは
測定サービスとは、清潔エリアの清浄度測定サービスで、手術室を含む清潔エリアの清浄度や陽圧・陰圧、浮遊塵埃を測定し、適正な運用をサポートする為のサービスです。
感染対策上、重要なエリアとなる手術室・ICU・NICUなどの清潔区域・隔離区域の環境を整備するため、弊社は、リークテストや差圧測定などの各種環境測定サービスを提供し、院内感染の防止に貢献します。
主な測定項目
- OP室毎の差圧測定(陽圧・陰圧)
- HEPAフィルターリーク測定
- 浮遊塵埃測定
- 風速風量測定(換気回数測定)
全体消毒サービスとは
貴院のご要望に応じて、清潔エリアの全体消毒や手術室全体消毒、HEPA交換、WAX等、日々のメンテナンスで行き届かない部分をご提案いたします。
定期ワックス清掃やHEPAフィルターの交換、高所や壁面の特殊清掃など、病院の状況に応じた幅広いサービスも提供しています。
主な測定項目
- 全体清拭消毒業務・高所消毒業務
- 床面の洗浄、剥離、WAX業務
- HEPAフィルター交換⇒測定結果にて適切時期をご提案
特長
- 各病院の事情に合わせた清浄度測定を実施
- 清掃から確認まで幅広いサービスを提供
- 患者在室時でも行える空調吸込口清掃サービス
中材設備関連サービス
中材設備関連サービスとは
中材設備関連サービスとは、中材設備の更新や適正化を滅菌のプロとして提案いたします。
弊社から持込としてイニシャルコスト低減も可能です。中材設備の設備更新や持込提案いたします。
提案ラインナップ
【設備機器】
滅菌装置
高圧蒸気滅菌器、低温プラズマ滅菌器、EOG滅菌器、低温蒸気ホルムアルデヒド滅菌器
洗浄装置
ウォッシャーディスインフェクター、超音波洗浄装置、減圧煮沸式洗浄器、スチーム洗浄器
その他機器
乾燥機、バックシーラー、BI用インキュベーター、滅菌コンテナー
【各種消耗品】
洗浄剤、消毒剤、各種インジケータ、包装材、ドレープ、個人防護具(ガウン、キャップ、マスク、手袋等)
内視鏡室支援サービス
近年、医療機器の進歩はめざましく、内視鏡を用いた様々な先端医療が可能になったことから、内視鏡検査・治療も増加の一途をたどっています。
弊社の内視鏡室支援サービスは、内視鏡スコープの洗浄・消毒だけに留まらず、検査・治療前の準備や、片づけ、清掃、物品補充と、幅広いサービスを提供しているのが特徴です。その結果、内視鏡室の稼働率改善に貢献しています。
ME機器管理業務
ME機器は、機器の構造や使用方法が高度化・複雑化しており、運用およびメンテナンスが重要かつ難しい業務となっています。
臨床工学技士の有資格者を中心としたスタッフが、安全な機器提供を支援すべく貸出し業務や日常点検・定期性能点検などの保守点検業務から履歴管理など、一元管理を実施しています。
MEスタッフによる独自の勉強会を開催し、ME機器に関わる知識・技術の向上だけでなく、滅菌業務をはじめとする当社の業務全般にわたる知識を深めています。
特長
- 良好な状態を維持する充実メンテナンス
- 購入、修理費用の削減に直結
- 効率的な資産管理を促進
SPD業務
近年、医療材料を中心に各種ディスポーザブル(使い捨て)製品の品目数はさらに増加しており、中央化による管理の徹底やコストの削減が求められています。このような状況を改善するため、弊社スタッフが適正在庫の設定、購入消費実績の把握を行い、在庫の低減を実現すべく支援を行っています。
特長
- 保険請求漏れの防止改善
- 高額物品の重点管理
- 適正在庫の実現
- 他部門の労力の軽減、削減
- 個人別消費の管理