機器試薬の導入

ルミパルス®シリーズ(機器・試薬)の導入

「ルミパルス®」試薬の使用にあたっては、富士レビオが販売している全自動化学発光酵素免疫測定システム「ルミパルス® L2400」「ルミパルス® G1200 Plus」「ルミパルス® G600 Ⅱ」が必要です。

ルミパルス®シリーズの導入事例

「ルミパルス®」 シリーズの機器導入や試薬の導入事例をご紹介いたします。

【SARS-CoV-2検査】抗原定量検査導入の運用法とその効果

SARS-CoV-2検査院内導入の経緯について

クルーズ船患者の受け入れ等、COVID-19に対し積極的な対応を実施。
遺伝子検査専任スタッフを教育・増員し、早期から院内でのSARS-CoV-2の24時間365日検査体制を構築した。

SARS-CoV-2抗原定量検査導入の経緯について

SARS-CoV-2感染拡大に伴い検査業務量が大幅に増加。
検査スタッフの疲弊に対応すべく、「ルミパルス® G1200 Plus」による抗原定量検査を導入。
遺伝子検査専任スタッフ以外でも、夜間・休日のSARS-CoV-2検査の実施が可能となった。

SARS-CoV-2検査体制・運用法とその効果・・・抗原定量検査導入によるメリット

抗原定量検査を導入し、SARS-CoV-2検査の運用方法を再構築。
抗原定量検査、PCR法検査、LAMP法検査の3種類の特性を理解して各検査法を使い分けている。
抗原定量検査は夜間、休日も含めた24時間365日体制で測定、SARS-CoV-2検査数の2/3を実施。
抗原定量検査の導入により夜間、休日は当初の2名体制へ戻すことができ、検査スタッフの業務負担を改善した。 

SARS-CoV-2 抗原定量検査フロー

抗原定量検査の結果が低値(グレーゾーン)の場合や、臨床症状と結果が合わない場合、確認にPCR法検査を実施。

SARS-CoV-2検査の今後の展望について

検体抽出の前処理の操作性改善による、更なるユーザビリティー向上を期待。
各検査法の特長を理解したうえで適切に活用し、確実な治療に繋げることが重要。

【SARS-CoV-2検査】現状とその運用、そして今後の展望

SARS-CoV-2の院内検査導入の経緯について

北海道の救急医療の維持のためSARS-CoV-2の院内検査導入を決定。
8人の臨床検査技師を遺伝子検査係として選抜しリアルタイムPCR法検査からスタートして、現在メイン検査は抗原定量検査試薬「ルミパルスプレスト® SARS-CoV-2 Ag」での測定を開始。

「ルミパルスプレスト® SARS-CoV-2 Ag」抗原定量試薬を用いたメイン検査を開始した理由

院内感染対策として当日報告は必須。
感染拡大に伴う大量検体の依頼に対応すべく、リアルタイムPCR法検査と同等の高精度で大量検体処理が可能な抗原定量検査試薬「ルミパルスプレスト® SARS-CoV-2 Ag」を導入。

SARS-CoV-2各検査法の特長、使い分けについて

それぞれの使い分けとしてはB型肝炎ウイルス検査等と同様に、まずは本抗原定量検査試薬の測定を対象検体のすべてに実施して、グレーゾーン等の確認としてリアルタイムPCR法検査を実施するのが望ましい。

SARS-CoV-2検査体制・運用法とその効果

第一選択試薬をリアルタイムPCR法検査から抗原定量検査試薬「ルミパルスプレスト® SARS-CoV-2 Ag」に変更したことで、感染拡大による大量検体に十分対応でき、「ルミパルス® L2400」2台設置により、バックアップと更なる検体増にも対応可能な体制を構築している。

SARS-CoV-2検査の今後の展望について

リアルタイムPCR法検査と抗原定量検査の、各々の特性を理解して使い分けることが重要。
蓄積したエビデンスを基に、抗原定量検査の臨床的意義と連動した運用法の更なる向上を推進する。