院内滅菌業務
医療器材滅菌サービスとは
弊社は、病院内の中央滅菌材料部門に常駐し滅菌サービスを行っています。滅菌サービスの専門会社としての豊富な実績と、常に最新の手法を取り入れることで、病院の実情に沿った最適な業務体制の構築を支援しています。
部門内の運営は弊社独自の「滅菌業務標準作業手順書」に基づいて実施し、品質基準を満たした器材を提供しています。また、中央滅菌材料部門が担う医療器材の管理を総合的に支援することにより、各種器材の運用における安全性の向上と作業工程の効率化を図るとともに、看護師の皆様には看護業務に専念していただくなど、器材と人財の有効活用を可能にしています。
院内滅菌業務委託とは
院内滅菌業務委託とは、中央材料室の役務提供と併用して、洗浄・滅菌等設備を持込運用する方法です。
委託契約を締結する場合は、業務の処理に必要な設備・資材は受託者が準備すること(設備・消耗品の持込)が基本です。しかし、洗浄・滅菌設備は高額であり、10年程度の使用が見込まれる為、病院の所有する設備を借りての運用となり設備は委託者が所有(委託開始と同時に設備の更新が必要なケースを除く)します。設備の更新時や新病院移転時などに設備の持込を選択することで多くのメリットが考えられます。
設備持込のメリット
資金運用・調達の効率化
毎月一定の持込(リース)料で必要な設備を導入できます。また、設備の保守契約も含まれておりますので想定外の出費を抑制できます。
コスト管理と管理事務の合理化
修理・点検代などの諸費用や、減価償却費の計算、固定資産税の申告も不要です。
スケールメリットの還元
弊社の滅菌センター(8ヵ所)や既存の持込施設(約20施設)でのスケールメリットを還元します。
設備の購入と持込では、持込の方が初期費用を大幅に抑制することが可能です。
持込が可能な設備
滅菌装置 ⇒ 高圧蒸気滅菌器、低温プラズマ滅菌器、EOG滅菌器、低温蒸気ホルムアルデヒド滅菌器
洗浄装置 ⇒ ウォッシャーディスインフェクター、超音波洗浄器、チューブ洗浄装置、減圧煮沸式洗浄器
その他 ⇒ システム乾燥器、バッグシーラー、滅菌コンテナー、オートリーダー
など
業務の流れ
使用済み器材
↓
①回収
医療器材を受け付け、個数などを確認します。
②分解
医療器具を分解し、洗浄・消毒が行いやすいようにします。
③洗浄
一次洗浄では、手作業で血液や体液の除去を行います。二次洗浄では、機械による洗浄を行います。
④消毒
二次洗浄が終わった器材を消毒し、乾燥させます。
⑤組立
分解した器材を組み立てます。
⑥包装
器材を包装し、仕分けを行います。
⑦滅菌
各器材の仕様に合わせて滅菌器に入れ滅菌していきます。
⑧保管
器材の品質チェックを行い、個数確認後、保管します。
⑨払出
器材をオペ室や外来へ払い出します。
↓
滅菌物 手術/外来へ
ポイント
- ○院内滅菌業務は、滅菌知識の他、器材(セット)がどんな手術に使われるかなど相当の知識を要します。そのため弊社では、必要な資格取得を推奨し確保しています。有資格者を適正配置することで、安定した業務履行を可能にします。
- ○大規模急性期ほど器材の使い回しが多いため、常に手術予定を考慮して業務を遂行します。
- ○ミスやエラーが即手術の遅延に繋がるため、作業は常に複数人によるチェックを要します。
- ○医療法15条に則って、病院に変わって滅菌業務を行います。
特長
- 回収から供給までの一連のプロセスをトータルサポート
- 各病院の実情に沿った業務体制の構築
- 専門知識と独自のノウハウを備えたスタッフ
- 豊富なノウハウと最新手法の導入
- 人的資源の有効活用