手術業務の支援サービス
OP-Tek®(手術業務支援サービス)
OP-Tek®(オペテック®)とは
「OP-TeK®」とは手術業務支援サービスのことです。弊社は、術前準備から、麻酔科関連業務、術中臨時対応、術間・術後清掃に至るまでの一貫した支援サービスを行います。また、病院のニーズに応じて、器械展開のサービスも提供しています。
弊社の支援サービスは、術間の時間短縮を可能にし、手術室の稼働率改善に貢献します。また、看護師の皆様が看護業務に専念していただけるよう、周辺業務を包括的に支援いたします。
「OP-TeK®」に従事する社員には、現場のOJTに加え、実践演習を交えた手術支援業務の基礎概要と倫理行動についての教育を行っています。そのため、手術室業務に関する知識・技術を要した専門スタッフが手術室の運営を幅広く支援することができます。
医師、看護師、コ・メディカルの皆様が安心・安全な手術を患者様に提供できるよう全面的なバックアップを行うことで、手術医療に貢献しています。
サービス開始の背景
当初は院内滅菌の受託のみでしたが、2006年度の診療報酬改定により手術室の看護師が病棟へ。看護業務へ特化し、無資格でも可能な業務が委託化されました。手術室は「手術件数増加に伴う業務量の増加」や「看護師の人材不足」、「術前・術後訪問が不十分(病棟との連携が不安)」などの問題を抱えていました。そのことから、弊社は「間接業務の委託化(看護師は看護業務に特化する)」「業務委託の時間延長」「業務プロセスの標準化」の取り組みを始めました。
サービス内容
術前準備
- 患者別、術式別、医療材料ピッキング
- 患者別、術式別、Dr機器設置(配置)
- 術式別、手術台準備、手術台アクセサリーの準備
- 滅菌済み器材の展開準備
- ガウンテクニックの介助
術中支援
- 迅速病理検体の搬送
- 薬品、輸液、医療材料、滅菌物の臨時搬送
- 退室ベッドの準備 (OP室⇔病棟/ICU)
手術環境整備
- 廃棄物の収集
- 無影灯、手術台の清拭洗浄
- 麻酔器、M E機器の清拭
- エアー供給装置の取り外し、清拭洗浄
- 吸引装置の廃棄、交換、接続、作動点検
- 床の除塵・清拭(術間)
- 床の除塵・清拭(最終清掃)
麻酔関連
- 年齢、術式に応じた麻酔物品の準備
- 麻酔カートの物品点検、補充
- 麻酔器の日常保守点検
輸液関連・一般清掃関連
- 手洗い場全体の清拭・点検
- 術着、マスク、キャップ等の補充
- 検体保存容器の在庫管理
- 薬剤棚の補充
業務の流れ
手術終了・患者退室
↓
①術前清掃
↓
②材料取揃え
↓
③展開準備
↓
④室内準備
↓
⑤ガウン介助
↓
⑥麻酔器材準備
↓
⑦術中臨時搬入
↓
⑧術間清掃
↓
⑨術後清掃
↓
⑩物品補充
↓
患者入室・手術
↓
⑪術中支援
手術室1.5~2室当り1名程度で術前~術後の非臨床系の支援業務を行います。
リーダー含む社員2~3名とその他スタッフ合わせ合計5~7名で構成し、業務内を細分化し役割分担します。
ポイント
- 〇手術概要・術式・手術器具等の知識を要する。
- 〇医師・看護師とのコミュニケーション力や判断力といったソフトスキルが重要となる。
- 〇 契約工数人員を常時配置する必要あり。
特長
- 総合的で一元的な受託業務体制
- 感染管理をトータルにサポートする領域まで拡大
- 幅広いサービスを通じて、手術運営のあるべき姿の実現を支援
改善(委託後)の効果
- 「OP-TeK®」サービスにより周辺業務を包括的に委託
- 手術件数の増加・手術室の稼働率向上
- 手術間インターバルの時間短縮 105分⇒34分
- 術前訪問率向上(50%以下⇒99.8%)
- 看護師の増員無しで残業時間減少
- 看護教育の時間確保
- 看護師は看護業務全般に力を入れることができ、臨床業務・患者対応が充実する