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全国の医療機関から弊社に依頼されたマイコプラズマニューモニエ(PA・CF)の
検査数推移 |
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弊社で実施しているマイコプラズマニューモニエに対する抗体検査にはゼラチン粒子凝集反応(PA)、補体結合反応(CF)があります。図3に2000年1月から2011年12月に弊社に依頼のあったPAとCFの検査数を集計したグラフを示しました。2011年6月以降例年にないペースで大きく増加しており、サーベイランス患者報告数の推移にも合致しています。
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図3.マイコプラズマニューモニエ(PA・CF)検査数と厚労省サーベイランス患者報告数の推移
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(エスアールエルに依頼のあったマイコプラズマニューモニエ(PA・CF)検査数を一定の数値で除し、厚生労働省サーベイランス患者報告数との相関を見やすくした指標で示してあります。)
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マイコプラ
ズマニューモニエ(PA)
における陽性率の推移 |
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CFの依頼件数も増加していますが、特に依頼が急増しているPAについて集計しました。
図4に2007年1月以降の抗体価40倍以上の陽性率を棒グラフに、さらに、40倍以上の中に占める320倍以上の割合を折れ線グラフに示しました。
毎年ピーク時の陽性率は30~50%でしたが、2011年は8月以降連続して50%以上に上昇しています。また、シングル血清で感染の目安となる320倍以上の割合も増加しています。 |
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図4.マイコプラズマニューモニエ(PA)における陽性率の推移(40倍以上)
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マイコプラズマニューモニエ(PA)
における年齢群別
、陽性率の推移 |
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図5のグラフは2001年、2011年の年齢群別陽性率を抗体価別に集計した結果です。
2001年、2011年ともに、6歳以上では年齢が上がるにつれて陽性率が低くなっています。
2001年では、6-15歳の年齢群において陽性率が60%程度となりました。
2011年では、6-20歳の年齢群で70%程度となっています。また小児だけでなく、全ての年齢群において陽性率が増加していることがわかります。0-5歳の年齢群については、陽性率は他の年齢群と比べ43%
程度と高くはありませんが、陽性数は最も多くなっています。
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図5.マイコプラズマニューモニエ(PA)における年齢群別陽性率推移
:2001年と2011年の比較
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