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インフルエンザウイルス > 1999/2000シーズン情報
-1999/2000シーズンのインフルエンザウイルスの流行について- |
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インフルエンザ情報 |
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今シーズン(1999/2000シーズン)および昨シーズン(1998/1999シーズン)のインフルエンザ
ウイルスHI、CF抗体検査数を図1、図2に示しました。それぞれ検査数を一定の数値で除し、
両シーズンの比較を見やすくした指標で表しています。
今シーズンは昨シーズンと同様に1月に入ってから検査数の急激な上昇がみられ、2月の1
週目にピークに達しましたが、依頼数としては昨シーズンより低い山で推移し、3月末には
流行前とほぼ同様のレベルまで減少してきました。図3、図4には昨シーズンと今シーズンの
ペア血清でのHI抗体価有意上昇率を示しました。これをみると、昨シーズンは1月~2月末
までA/H3型、3月にはB型の有意上昇率が増加する2峰性の流行パターンを示しました。
これに対し、今シーズンは流行前の12月から一定の有意上昇率が認められましたが、型別
の特徴が無く、従ってこの時期はワクチンの効果判定などの検査依頼が主流を占めていたの
ではないかと思われます。流行シーズンの1月に入るとA/H3型の有意上昇率が増加し、特
に大きな山はありませんでしたが、3月の中旬頃まで抗体上昇例が認められました。また、
A/H1型でも有意上昇例が一定水準で存在していたことから、今シーズンの流行ウイルスは
A/H3型が主流を占め、一部A/H1型が混在していた流行状況であったと推測されます。
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図1 |
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図2 |
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図3 ペア血清でのHI抗体有意上昇の割合(4倍以上の上昇) |
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図4 ペア血清でのHI抗体有意上昇の割合(4倍以上の上昇) |
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