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インフルエンザウイルス > 1998/1999シーズン情報
-1998/1999シーズンのインフルエンザウイルスの流行について- |
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1.インフルエンザウイルス抗体検査数推移 |
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1998/99シーズンとの比較ということでHI抗体検査に依頼のあった検査数を週別に集計し示しました。1997/98シーズンは97年10月1週目から98年の3月4週目まで、1998/99シーズンは98年10月1週目から99年3月2週目までの検査数を
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1997/98シーズンに比べ1998/99シーズンでは検査数も多く、半月早く検査数の増加が始まりました。1月から急激な上昇がみられ、2月1週目をピークに徐々に減少しました。
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2.97/98シーズンと98/99シーズンの比較 |
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図1,2には、97/98シーズンおよび98/99シーズンの12月から3月の各週月曜日に依頼のあった検体のうち、ペア血清でHI抗体価が4倍以上の有意上昇を示したものを割合で示しました。 |
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図1 ペア血清でのHI抗体有意上昇の割合(4倍以上上昇) |
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97/98シーズンは、1月の中旬から3月中旬にかけてA/H3型が主流を占めて、他の型では有意な抗体上昇はほとんど見られませんでした。
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図2 ペア血清でのHI抗体有意上昇の割合(4倍以上上昇) |
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今シーズンは1月から週を追うごとにA/H3型が増加し2月上旬をピークに減少傾向を示し、2月下旬からB型が増加し3月中旬をピークに減少傾向を示してきました。従って、今シーズンのインフルエンザの流行は、1月から2月にかけてA/H3型が、そして3月にB型が有意上昇する二峰性のパターンを示していることが推測されました。
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