ノ野口9グチケン 2011年東日本大震災、雪が降る避難所で毛布にくるまり寒そうにしている人たちをテレビで見て、ヒマラヤでのテント生活をしているときの方が快適なのではないか?と思ってしまいました。何より、寝袋は寒いヒマラヤでも暖かく眠ることができます。しかもかなりコンパクトになります。すぐに寝袋を被災地に届けるプロジェクトを開始しました。SNSで寝袋の寄附を呼びかけ、集まった寝袋1,950個を東北の避難所に届けました。2016年4月、今度は、熊本地震が発生。この時から、環境大使を務めている岡山県総社市と連携し、支援活動を行うようになりました。総社市長が被災自治体と直接交渉してくれるため、必要な支援活動をスピードを持って行うことができるようになりました。熊本では、益城町の運動場を使用し、約1カ月間、避難所としてのテント村を運営することができました。 そして、今年の能登半島地震。地震発生直後から、総社市と連絡を取り合い、すぐに支援活動に入りました。避難所では寝袋が重宝するということが、被災地でも認識されるようになり、支援物資として寝袋をかなり依頼されました。全国の多くの人の協力を得て、9,500個以上の寝袋集め、被災地に届けることができました。 大きな災害の場合、支援活動は民間団体が単独で出来ることは限りがあります。しかし、自治体や複数の団体が連携し協力し合うことで、とても大きな力となります。公式ウェブサイトはhttps://www.noguchi-ken.com/主な著書「落ちこぼれてエベレスト」(集英社)「震災が起きた後で死なないために」(PHP研究所)写真集「野口健が見た世界 INTO the WORLD」(集英社インターナショナル)「登り続ける、ということ」(学研プラス)娘・絵子との対談本「父子で考えた「自分の道」の見つけ方」(誠文堂新光社)など1973年 アメリカ・ボストン生まれ1990年 キリマンジャロ登頂1992年 亜細亜大学国際関係学部入学 コジアスコ(オーストラリア)、アコンカグア(南アメリカ)登頂1993年 マッキンリー(北アメリカ)登頂1994年 ビンソン・マッシーフ(南極)登頂1996年 エルブルース(ロシア)登頂1999年 エベレスト(ネパール)登頂。7大陸最高峰登頂の世界最年少記録を樹立(当時)2000年 エベレスト清掃登山を実施 2014年 亜細亜大学特別招聘教授(現職)2015年 ヒマラヤ大震災基金を設立2016年 熊本地震テントプロジェクトを立ち上げ2023年 トルコ地震 寝袋支援プロジェクト実施2024年 能登半島地震 寝袋支援プロジェクト実施亜細亜大学国際関係学部卒業アルピニスト 健特別発言「災害を生き抜くために ~テント村という選択肢~」
元のページ ../index.html#11