フカガワマサフミ 午前の部の総論に続いて、午後の部では、最近話題になっている、頻度の高い感染症について各論をお話しいただき、総合的にディスカッションすることとした。 まず、小児領域における新興・再興ウイルス感染症について、次に、インフルエンザを中心に成人の呼吸器ウイルス感染症について解説していただく。これらのお話は、最新の知識の整理や確認に役立つであろう。 そしてメインは、COVID-19についてである。これまで2年間の経験からわかったことと、今後の展望を整理していただくことになっている。さらに、実際にCOVID-19に感染した経験を語っていただく機会も設けた。COVID-19感染も、軽症から、中等症、そして重症まですべてを診た方は多くはないと思われるので、それぞれのレベルでの症状変化とその対応について、知識を整理し、深めていただきたい。 ふたたび冬を迎えて、日常臨床でウイルス感染症への対応にお役に立てれば幸いである。主な研究領域慢性腎臓病、糖尿病性腎症、水電解質代謝異常、骨ミネラル代謝、尿毒症主な著書「やさしい腎臓病患者のためのリン・カルシウム代謝の自己管理〜保存期・透析期から移植期まで〜」(医薬ジャーナル社)「レジデントのための腎臓病診療マニュアル 第3版」(医学書院)「腎臓・水電解質コンサルタント 第2版」(金芳堂)「透析患者の検査値の読み方 第4版」(日本メディカルセンター)1983年 東京大学医学部医学科卒業 東京厚生年金病院内科、公立昭和病院腎臓内科勤務1990年 東京大学医学部附属病院第一内科助手1992年 米国バンダービルト大学リサーチフェロー1995年 宮内庁侍従職、侍医1997年 東京逓信病院循環器科(腎臓内科)医2000年 神戸大学医学部附属病院助教授、代謝機能疾患治療部部長2007年 神戸大学大学院医学研究科内科学講座腎臓内科学分野長、戦略的独立准教授、腎・血液浄化センター長2009年 東海大学医学部内科学系腎内分泌代謝内科専任教授2020年 東海大学内科学系長2021年 東海大学医学部副学部長東海大学医学部 内科学系腎内分泌代謝内科 教授 雅深川史師 7司会の言葉
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