第41回メディコピア教育講演シンポジウムがんゲノム医療の最前線 ゲノム医療という言葉を聞いて、どのようなことが頭に浮かぶであろうか?ある人には、遺伝子変異による病気であろうし、他には、薬剤に対する感受性の指標など様々であろう。いずれにせよ、ゲノム医療は、個別化医療の一貫であることは間違いない。今回のシンポジウムでは、ゲノム医療を、その中でも「がん」関係に焦点を当てて、取り上げることになった。 シンポジウムの前半では、まず、我が国におけるゲノム医療の歴史を振り返るとともに、将来を展望する。その上で、がんゲノム医療の方法論的な側面を中心に、各演者に最新の情報をお話しいただく。具体的には、遺伝子パネル検査、リキッドバイオプシー、そして検査を行うにあたっては常に考えなくてはならない、品質、精度の確保についてである。 ゲノム医療に使われる検査方法を充分に知った上で、各論へと進むことで、より理解が深まることを期待したい。主な研究領域慢性腎臓病、糖尿病性腎症、水電解質代謝異常、骨ミネラル代謝、尿毒症主な著書「やさしい腎臓病患者のためのリン・カルシウム代謝の自己管理〜保存期・透析期から移植期まで〜」(医薬ジャーナル社)「レジデントのための腎臓病診療マニュアル 第3版」(医学書院)「腎臓・水電解質コンサルタント 第2版」(金芳堂)「透析患者の検査値の読み方 第4版」(日本メディカルセンター)1983年 東京大学医学部医学科卒業 東京厚生年金病院内科、公立昭和病院腎臓内科勤務1990年 東京大学医学部附属病院第一内科助手1992年 米国バンダービルト大学リサーチフェロー1995年 宮内庁侍従職、侍医1997年 東京逓信病院循環器科(腎臓内科)医2000年 神戸大学医学部附属病院助教授、代謝機能疾患治療部部長2007年 神戸大学大学院医学研究科内科学講座腎臓内科学分野長、戦略的独立准教授、腎・血液浄化センター長2009年 東海大学医学部内科学系腎内分泌代謝内科専任教授2020年 東海大学内科学系長フカガワマサフミ東海大学医学部 内科学系腎内分泌代謝内科 教授 雅深川史師 2司会の言葉
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