第39回 変わりつつあるアレルギー疾患の考え方
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日本赤十字社医療センター第1消化器科 帝京大学医学部第1内科講師 医学・医療のタイムリーな問題・話題に関して、我が国の最先端研究者により、広い視野から、わかりやすい講演・議論いただいているメディコピア教育講演シンポジウムは今回で39回を迎える。幸いにも好評を博し、盛会を続けているが、今回のシンポジウムは毎年の参加者からのご要望が多かったこともあり、2005年の第25回以来の14年ぶりにアレルギーを取り上げ、「変わりつつあるアレルギー疾患の考え方」をテーマとし、山口正雄教授(帝京大学)にご指導もいただき、プログラムを構成させていただいた。 アレルギー疾患は種々の臓器に様々な症状を引き起こす。アレルギー患者は増加しており、現在では国民の3人に1人が何らかのアレルギーを持っているといわれている。先進国では大きな問題となっており、工業化・文明化と密接に関連していると考えられている。近年、アレルギー疾患の病態解明と治療は著しく進歩している。それに加えて、アレルギー疾患を如何にして予防するかも重要である。 以上のような状況のもと、アレルギー疾患に係わる臨床、研究、予防の面で、我が国の指導的立場におられる方々を講師としてお招きし、わかりやすい内容のご講演、ご論議を展開いただけることはたいへん意義深いと考える。本シンポジウムにより、改めて、アレルギーに関する最新かつ正しい理解を深めていただけると期待している。主な研究領域内科学、消化器病学主な著書編集「消化器ナビゲーター」、「ここまできた肝の科学」、「講義録 消化器学」など1977年 東京大学医学部医学科卒業 東京大学医学部附属病院内科研修医1979年 東京警察病院消化器センター内科1980年 東京大学医学部第2内科医員1984年 米国UCLA客員研究員1987年 東京大学医学部第2内科助手 1990年 帝京大学医学部第1内科助教授1998年 帝京大学医学部内科教授2010年 帝京大学医学部附属病院副院長(併任〜2013年)2011年 帝京大学医学部内科主任教授2013年 帝京大学医学部長(併任〜2018年)2018年 帝京大学医療技術学部長帝京大学医学部名誉教授 帝京大学医学部内科客員教授タキカワハジメ帝京大学医療技術学部長医学部名誉教授内科客員教授 一滝川1はじめの言葉

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