第38回 認知症
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日本赤十字社医療センター第1消化器科 帝京大学医学部第1内科講師 認知症の患者数は増加を続けており、医学的だけでなく、社会的にも問題となっている。前半はこの分野の第一人者の先生方に医学的観点からご講演いただいたが、後半は社会的側面のご講演2題の発表をお願いしてある。 1人目は、NPO法人 認知症フレンドシップクラブの徳田雄人氏で、「認知症の人にやさしいまちづくり」の講演をいただく。徳田氏は、NHKで医療や介護の番組を担当した後、退職され、NPO法人の理事に就任し、認知症患者さんを地域や社会で支えて行く取り組みに従事してこられたが、その現状について社会の取り組み方のお話をいただく。 2人目は、タレントの荒木由美子氏から、「介護のミカタ〜よりよい介護のために〜」の演題で特別発言をいただく。荒木様はご主人の湯原昌幸氏との結婚直後に、ご主人のお母様が倒れて入院となり、その後認知症を発症、お母様が他界する2003年まで、長きにわたり介護にあたってこられた。その間、かなりの修羅場もくぐってこられ、それらの経験についてのお話と、現在そしてこれから介護にあたる人々への貴重なアドバイスをいただけると考える。主な研究領域内科学、消化器病学主な著書編集「消化器ナビゲーター」、「ここまできた肝の科学」、「講義録 消化器学」など1977年 東京大学医学部医学科卒業 東京大学医学部附属病院内科研修医1979年 東京警察病院消化器センター内科1980年 東京大学医学部第2内科医員1984年 米国UCLA客員研究員1987年 東京大学医学部第2内科助手 1990年 帝京大学医学部第1内科助教授1998年 帝京大学医学部内科教授2010年 帝京大学医学部附属病院副院長(併任〜2013年)2011年 帝京大学医学部内科学主任教授2013年 帝京大学医学部長(併任)タキカワハジメ帝京大学医学部 内科学 主任教授 一滝川6司会の言葉

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