第35回 転換期の高齢者医療
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日本赤十字社医療センター第1消化器科 帝京大学医学部第1内科講師 後半のシンポジウムでは前半のパネルディスカッションでの総論的内容を受けて、様々な病気の中で、特に高齢者で問題になるものを中心に取り上げ、4人のこの分野のスペシャリストに講演頂く。 筑波大学の玉岡教授には脳神経疾患の中で頻度の高い脳卒中と、現在、社会問題ともなっている認知症について講演頂く。大阪大学の楽木教授には高血圧症を中心に高齢者の心血管疾患について講演頂く。東京大学の長瀬教授には慢性閉塞性肺疾患(COPD)を中心に高齢者の肺疾患について講演頂く。最後に新潟大学の遠藤教授には、整形外科分野で問題となっている骨粗鬆症について、高齢者にみられる転倒、骨折とこれらに加えて加齢に伴う種々の運動機能障害によるロコモティブシンドロームについて講演頂く。 これらの疾患は互いに関連、共存することも多く、最後の総合討論ではそのあたりも含めて活発な討議がなされ、既に高齢者である方々や将来、高齢者の仲間入りをする方々に有意義な内容をお伝えできることを期待したい。主な研究領域内科学、消化器病学主な著書編集「消化器ナビゲーター」、「ここまできた肝の科学」、「講義録 消化器学」など1977年 東京大学医学部医学科卒業 東京大学医学部附属病院内科研修医1979年 東京警察病院消化器センター内科1980年 東京大学医学部第2内科医員1984年 米国UCLA客員研究員1987年 東京大学医学部第2内科助手 1990年 帝京大学医学部第1内科助教授1998年 帝京大学医学部内科教授2010年 帝京大学医学部附属病院副院長(併任〜2013年)2011年 帝京大学医学部内科学主任教授2013年 帝京大学医学部長(併任)タキカワハジメ帝京大学医学部 内科学 主任教授 一滝川7司会の言葉

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