第30回　動脈硬化をめぐって

14/17

第30回メディコピア教育講演シンポジウム動脈硬化をめぐって◆予防と治療の新しい展開帝京大学医学部内科学教授主な研究領域内科学、消化器病学主な著書編集「消化器ナビゲーター」などこの度、伝統あるメディコピア教育講演シンポジウムのメンバーに加えさせて頂き、大変光栄に思っております。このシンポジウムは、第1回が1981年1月に「新しい免疫学への招待」というテーマで開催され、その後も様々なテーマで毎年1月に開催されて来ております。これまでのテーマを見ると、その時々で何が注目されていたかが垣間見られます。これまで医学的な問題をより広い視野から捉えた上で、その分野の第1人者の方々による講演や討議が行われ、一般の聴講者を含め毎回多数の方のご参加をいただき好評を博しています。私も本シンポジウムの発展に精一杯努力したいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。今回のテーマは「動脈硬化をめぐって」です。ご承知のように、平成20年4月から特定健診・特定保健指導が医療保険者に対して義務化されました。この目的はメタボリックシンドロームの該当者および予備軍を、平成24年までに10％減少させる目標を国として掲げ、健保組合がそのための健診や保健指導を行い、加入者の健康維持・増進を図って行こうというものです。これは、今回のテーマである動脈硬化の危険因子であるメタボリックシンドロームを早期にスクリーニングして予防するというもので、今回のテーマは非常にタイムリーと思います。この方面の専門家の先生方のご講演・討論を拝聴することを楽しみにしております。12昭和52年東京大学医学部医学科卒業東京大学医学部附属病院内科研修医54年東京警察病院消化器センター内科55年東京大学医学部第2内科医員59年米国UCLA客員研究員62年東京大学医学部第2内科助手日本赤十字社医療センター第1消化器科帝京大学医学部第1内科講師平成2年帝京大学医学部第1内科助教授10年帝京大学医学部内科教授タキカワ滝川ハジメ一就任にあたって（誌上挨拶）