敗血症患者は、2019年末以降の新型コロナウイルス感染症のパンデミックも相まって、年々増加傾向にあり、世界中で年間4,700~5,000万人が罹患し、このうち少なくとも1,100万人が死亡しており、これは2.8秒に1人の割合で、世界のどこかで敗血症患者が死亡している計算になる。世界的にみて敗血症は、もはやICUに緊急入院する疾患群で最も一般的な疾患の1つとなり、高所得国(先進国)においてもICU全入院患者に占める敗血症患者の割合は約11%を占めるに至っている。はじめに
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